サビてしまった鉄瓶を復活。赤サビのお手入れと湯垢づけ

実家のサビてしまった鉄瓶を復活させました

記事初出:2023年11月14日

実家に帰った時、和室に佇む鉄瓶を発見しました。聞いてみると中がサビてしまって使っていないとのことでした。当店のお客様からも同じようなことをよく聞くのですが、サビはしっかりと対処すればまた使えるようになります。今回はこの実家の鉄瓶を使って復活を試してみたいです。

赤サビが付着していました
赤サビが付着していました

【赤サビについて】

鉄瓶を使っていて「ちゃんと乾かしているのに、赤くさびてきた!」との声をお聞きすることがあります。でももし赤サビが出ても、慌てずに。
気になった時は、まずは鉄瓶でお湯を沸かして、お湯の状態を確かめて見て下さい。

お手入れが必要?不必要?

赤サビがあっても沸かしたお湯が澄んでいて、お湯の色やにおいに異常が無ければそのまま使っても大丈夫です。でも、もしお湯が赤っぽかったり、金属臭がする場合には風味にも影響が出ますのでお手入れが必要となります。

実家の鉄瓶は赤サビが出ていましたが、沸かしたお湯は、においも色も気にならなかったのですが、お手入れをしてみました!

【サビの対処法】

鉄瓶で沸かしたお湯が「赤っぽい」「金属くさい」という場合は、煎茶を煮出して改善できます。茶ガラで大丈夫ですので出汁取り用のパックなどがあれば便利です。
煎茶に含まれるタンニンという成分が赤サビと結合し、黒サビへと変化。この黒サビは、鉄素材の腐食原因である赤サビを落ち着かせる効果があります。もし赤サビの状態がひどい場合は、天然繊維のタワシ等でサビの部分を軽くこすってからお手入れを行うと、より赤サビが落ち着きます。

手順1:鉄瓶に茶ガラとお水を8分目まで入れて火にかける

お水を8分目まで入れた鉄瓶に茶ガラを入れ、弱~中火にかける。
吹きこぼれを防ぐために蓋は外しておきます。

茶ガラとお水を8分目まで入れて準備完了
茶ガラとお水を8分目まで入れて準備完了

手順2:20分程煮出し火を止める

20分程茶ガラを煮出したら火を止めます。
お湯の色が黒っぽくなっていたら、煎茶に含まれるタンニンとサビとの化学変化によるものです。

弱〜中火で煮出す
弱〜中火で煮出す

手順3:水を注ぎ足し、そのまま半日程置きます

茶ガラは入れたまま溢れない程度に水を注ぎ足します。
そしてそのまま、半日程置いておきます。
通常、鉄瓶に水を入れたまま放置するのは厳禁です、サビへの対処時にのみ行ってください。

溢れない程度に水を足し、半日そのまま置いておきます
溢れない程度に水を足し、半日そのまま置いておきます

手順4:お湯と茶ガラを捨て、沸かした湯が澄んでいれば完了!

お湯と茶ガラを捨てて内部を軽くすすぎます。そして通常通りにお湯を沸かしてみて、お湯の色が澄んでいれば完了です。もし、お湯の色やにおいが気になる場合は、手順2~3を繰り返します。最後に30秒程度火にかけ、鉄瓶内部を乾かします。空焚きのし過ぎは厳禁です。

鉄瓶のお手入れの様子
赤サビから黒サビへ変化
赤サビから黒サビへ変化