食パン1枚から広がる、新しい台所道具。
4w1hの工場を訪ねて

4w1hは、燕三条キッチン研究所が手がけるキッチンツールのブランドです。
名前の由来は、5W1Hから「Where」を抜いた4w1h。
場所をキッチンだけに限定せず、いつ、だれが、なにを、どのように使うのかを考えながら、道具を見直していくブランドです。

今回、燕三条キッチン研究所の小川さんに工場を案内していただきながら感じたのは、4w1hの道具は「新しいものを作る」というより、今の暮らしに合わせて台所道具をもう一度組み直しているようでした。
食パン1枚で作るホットサンド。
揚げものを、家庭で使いやすい形に考え直したコンパクトフライヤー。
ホットサンドソロやコンパクトフライヤーを、ガス火やバーナーで使いやすくするコンロサポーター。

どれも、まったく新しい料理のための道具というより、今ある暮らしや台所の中に、新しい使い方を持ち込んでくれる道具です。
食パン1枚という、新しい入口
4w1hの中でも、forumで長く紹介してきた道具がホットサンドソロです。
ホットサンドと聞くと、食パンを2枚使い、具材をしっかり挟んで焼くものを思い浮かべる方が多いと思います。
ホットサンドソロは、その当たり前を少し違う角度から見直した道具です。

食パンを2枚使うのではなく、1枚を折りたたむようにして焼く。
できあがりの大きさは、2枚で作ったホットサンドを半分にしたものと近いかもしれません。
でも、食べてみると少し印象が違います。

半分に切ったホットサンドは断面が大きく出ますが、ホットサンドソロはパンで具材を包み込むように焼き上がります。
中の熱や具材がまとまりやすく、片手でも食べ進めやすい。

ただ小さくしただけではなく、食パン1枚で包むからこその味わいがあります。
朝食に。
軽食に。
コーヒーやお茶と一緒に、少し甘いものを挟んで。
ホットサンドを特別な料理にするのではなく、いつものパンの延長に置き直してくれる。
この「食パン1枚で作る」という着眼点が、とても4w1hらしいところだと思います。
溶かして加工する前のアルミインゴットを見せていただきました。
揚げものを、今の台所に合わせて考え直す
コンパクトフライヤーについても、小川さんのお話が印象に残っています。

揚げ物は、家で作るには少し気合いのいる料理です。
大きな鍋を出して、たくさんの油を使って、揚げ終わった後の片付けまで考える。
そう思うと、つい面倒に感じてしまう方も多いと思います。
コンパクトフライヤーは、ただ「少しだけ揚げたい」ための小さな鍋ではありません。
家庭で揚げ物をするなら、どれくらいの大きさが使いやすいのか。
どれくらいの油で、きちんと深さが出るのか。
そのあたりを考えて作られた道具です。

特徴的なのは、細長い角形の形です。
揚げものの食材は、えびフライ、串揚げ、とんかつなど、意外と細長いものが多い。
丸く大きな鍋ではなく、幅を絞った角形にすることで、コンパクトでも食材が収まりやすく、油にも深さが出やすくなっています。

一枚の金属板が、プレス加工で少しずつ形になっていく工程を見せていただきました。
もうひとつ大事なのは、揚げ終わった後の流れです。
付属の2WAYアミは、平置きでも使え、裏返すとトンカツや野菜の素揚げなどを立てて油切りできる形になります。
さらに、調理後はオイルポットのようにそのまま油をストックしやすい作りになっています。
「揚げる」だけでなく、
揚げる。
油を切る。
油を保管する。
また使う。

揚げ物を始める前の気軽さだけでなく、使い終わった後のことまで考えられている。
また鉄は「熱が伝わりやすい素材」と思われることがありますが、熱伝導だけでいえば、アルミなどの方が得意です。
鉄の良さは、一度あたたまると熱を保ちやすいこと。
食材を入れた時に油の温度が下がりにくく、揚げものを安定させやすい。
小さくても、しっかり揚げられる。
新しい道具と、今あるコンロをつなぐ
ホットサンドソロやコンパクトフライヤーは、一般的な鍋やフライパンよりも小ぶりな道具です。
小さいからこそ扱いやすい一方で、ガスコンロの五徳やアウトドア用のバーナーにそのまま置くと、接する面が少なく、少し不安定に感じることがあります。
コンロは標準的な鍋やフライパンを置く前提で作られていることが多く、4w1hのような小ぶりな道具とは、どうしてもサイズ感にずれが出ることがあります。

そのずれを受け止めるために作られているのが、コンロサポーターです。
コンロサポーターは、いろいろな小さな道具を何でも安定させるための汎用台というより、ホットサンドソロやコンパクトフライヤーなど、4w1hの道具をガス火やバーナーで使いやすくするための道具です。

裏面には複数のツメがあり、コンロの五徳に引っかかることで、ずれにくい土台を作ります。
上面には、ホットサンドソロのハンドルを支える凹形の部分もあります。

ホットサンドソロは、
コンロサポーターがあることで、焼いている間の安定感が増し、手で支え続けなくても落ち着いて火を当てやすくなります。

コンパクトフライヤーも同じです。
小ぶりな角形の鍋を、コンロの上で安定させることで、揚げ物をしているときの不安が少なくなります。
今あるコンロやバーナーの上で、4w1hの道具を使いやすくする。
コンロサポーターは、新しい形の道具と、いつものキッチンをつないでくれるような存在です。
いつもの料理を、少し違う角度から楽しむ
大きく変えるのではなく、視点を少し変える。
そのことで、道具の使い方が広がっていく。

工場で小川さんのお話を聞きながら、forumでもこうした背景を少しずつお伝えできればと思いました。
forumでは、ホットサンドソロをはじめ、コンパクトフライヤー、コンロサポーターなど、日々の料理に取り入れやすい4w1hの道具を紹介しています。
家でも、外でも。
いつもの料理を、少し違う角度から楽しむ道具として、ぜひご覧ください。
関連商品
この記事で紹介している4w1hの道具は、forumオンラインストアでご覧いただけます。
ホットサンドソロ
コンパクトフライヤー
コンロサポーター
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