頭から箸先までを全て八角形に削った職人技の光る一膳です。
木材の黒檀、紫檀は希少性、硬さ、重さ、が特徴で箸先まで八角に。
また固さをいかして削り上げた箸先はさらにもう一段階細くなっています。
米の一粒までしっかり摘むこどが出来ます。
塗りは、長野県木曽の職人によるもの。
手黒目という技法で精製された漆を使用。
マットの中にも艶のある仕上がりです。
・黒目とは木から採取した漆の水分を除き光沢や透明度を調整していく作業のことで限られた時期に天日で何時間もかけて水分を蒸発させていきます。
匠技 総八角箸
大(黒檀) 23.5cm
中(紫檀) 20.5cm
塗装:漆
▶︎工場に訪れた時の様子をnoteにまとめていますのでぜひご覧下さい。
https://note.com/forumhiroba/n/nc701a390ef1f
江戸唐木箸 [東京都]
明治35年創業の川上商店さんは「本当に使いやすい箸とは」その答えを模索し箸の機能性を徹底的に追求。
東京の木箸職人が指の感覚を頼りに一本一本丹念に削り出しことで唯一無二の多彩な木箸を日本橋馬喰町にて作り続けています。「握り易さ」「つまみ易さ」を追求した一膳です。
[江戸唐木箸について]
江戸唐木箸は木箸の製造が活発な東京で生まれました、日本橋など木材の運搬には水運が便利で建築材を運んでいた為その端材で箸を作り出したのが始まりといわれています。
古くは中国、唐の時代に日本に伝わった硬く耐久性のある黒檀、紫檀、鉄木などの木材を使用して作られるようになったため唐木箸と呼ばれます。