彫りのデザイン部分は、サンダーと呼ばれる機械と職人さんの指の感覚のみで最初から最後まで1回で削られていきます。
バランスの取れた五角形のお箸。
奇数の面が指の収まりがよく、
安定した握り心地。
卓上に置いた時に転がりにくいのも特徴です。
匠技 五角昇竜
大 23.0cm
中 21.0cm
素地:鉄木
塗装:漆
江戸唐木箸 [東京都]
明治35年創業の川上商店さんは「本当に使いやすい箸とは」その答えを模索し箸の機能性を徹底的に追求。
東京の木箸職人が指の感覚を頼りに一本一本丹念に削り出しことで唯一無二の多彩な木箸を日本橋馬喰町にて作り続けています。「握り易さ」「つまみ易さ」を追求した一膳です。
塗りは、長野県木曽の職人によるもの。
機械を使わず太陽の光だけで精製された漆を使用。
丁寧な仕事によって過度の艶が抑えられ上品に仕上げられています。
[江戸唐木箸について]
江戸唐木箸は木箸の製造が活発な東京で生まれました、日本橋など木材の運搬には水運が便利で建築材を運んでいた為その端材で箸を作り出したのが始まりといわれています。
古くは中国、唐の時代に日本に伝わった硬く耐久性のある黒檀、紫檀、鉄木などの木材を使用して作られるようになったため唐木箸と呼ばれます。
▶︎工場に訪れた時の様子をnoteにまとめていますのでぜひご覧下さい。
https://note.com/forumhiroba/n/nc701a390ef1f